捜査機関

 捜査機関とは、捜査を担う国家機関をいい、①司法警察職員②検察官③検察事務官が捜査機関とされています。

 このうち、一次的な捜査を行うのが、①司法警察職員です。刑事訴訟法189条2項は「司法警察職員は、犯罪があると思料するときは、犯人及び証拠を捜査するものとする。」と規定しています。

 一方、②検察官は、「必要と認めるときは、自ら捜査することができる。」(刑事訴訟法191条1項)とされており、条文上、二次的・補充的な捜査機関であることが明らかになっています。もっとも、事件によっては、直接検察官が捜査を行うほうがよい場合もあり(汚職事件など)、そのような場合には、検察官(検察庁特別捜査部、いわゆる「特捜部」の検察官など)が直接捜査を行うこともあります。このような捜査を「検察官の独自捜査」といっています。

 なお、③検察事務官も捜査機関とされていますが、「検察事務官は、検察官の指揮を受け、捜査しなければならない。」(刑事訴訟法191条2項)とされており、その役割は、あくまで検察官の補佐的なものとなっています。