親告罪

 親告罪とは、起訴するための条件として告訴権者による告訴があることを要する犯罪をいいます。

 刑法犯では、以下の理由により親告罪が定められています。

1 被害者のプライバシー・名誉を守るため

  強制わいせつ罪や強姦罪(180条)、名誉毀損罪や侮辱罪(232条)、信書開封罪や秘密漏示罪(135条)など

2 一般的に被害が軽微で、被害者の意思を待って処罰すれば足りるため

  過失傷害罪(209条)、器物損壊罪(264条)など

3 一定の親族間の財産犯であって、処罰を被害者の意思に委ねるべきであるため

  親族との間の窃盗罪(244条2項)・詐欺罪や恐喝罪(251条)など